最後の恋。
「はぁ~い。」母が玄関まで行き「あら、まあいらっしゃい。疲れてるでしょう。上がって?あの子もいるから、二人で話し合って?」「すみません。突然…。お邪魔します。」 そう言いながらリビングに入って来た彼は、行く前より少し日焼けしていた。 「あっ!雄介君だぁ~!」目を輝かせて彼に駆け寄った。しゃがんで「花梨ちゃん、ただいま。ママの言う事聞いてたか?」そう言って花梨を抱き上げた。
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