最後の恋。
「急にどうしたんですか?」コーヒーの準備をしながら私を見た。「これ…。母が豚汁作ったから…。いっぱい有るの。雄介君、好きでしょ?」タッパの入った袋を差し出すと「マジでぇ!?俺、これヤバイんですよ!有難うございます。」そう言って袋からタッパを出して、鍋に移した。「後ね…。留守電、聞いた…の。」
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