最後の恋。
1時間程して、閑静な住宅地に着いた。何処も豪邸ばかりだ…。我が家はどんだけ小さいんだ…。 「着いた。ここ俺ん家です。」見ると、周辺に建つ豪邸に負けず劣らずの豪邸だ。雄介君…バカだけど、お坊ちゃまとか?車を止めて、雄介君が花梨の手をひく。インターホンを押すと「雄介だけど、開けて?」と一言告げると門のロックが外れた。「すごっ!」花梨がビックリしてる。「花梨ちゃん入ろう?」と門を開けると、果てしなく広がる庭に、立派な家。花梨じゃないけど「すごっ!」。