最後の恋。
アナウンサーとして凄く勉強になる人だ。 本番がどうにか終わり、ドッと疲れが出る。 「仁美ちゃんお疲れさん。」ピンマイクを除けながら沖野さんが声をかけてくれた。「お疲れ様です。沖野さん。いっぱい助けてくれて有難うございました。 凄く助かりました。」と頭を下げると、「何の、何の。有る意味これが俺達の 仕事なんだよね。ボケとツッコミ。日々鍛えてるからさ。」と笑った。さすがだ…。見習わなきゃ。ピンマイクを除けて、共演者達に挨拶をして楽屋に帰ると、私のバッグの中で携帯が光っていた。 「メールかな?」取り出して携帯を開けると一通のメールが来てた。
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