BLACKSTONES
「きっここれ書いたやつがでたらめなんだ!だからお前は仮の人間じゃない」
「……リタ…「大変よ!!敵が襲ってきた!」」
ミキが急いで倉庫の鍵をしめた。俺達はカーテンを閉め、窓の鍵をかける。コートを羽織り、棚の中に隠れた。
「…あたしも…いるのかな……」
「え?」
「ナルも…今から来る組織の中に……」
「……いても、関係ないだろ?」
「…うん」
正直わからなかった。ナルは仮の人間なのか…?
「ここの家は留守みたいだな、ナル」
…―――!!
窓際から声がした。
「わかんないよ、もしかしたらいるかも。カーテンしめきるなんて得に怪しいわ。―…BLACKSTONEで作られた仮のあたし…捕まえてやるんだから」