BLACKSTONES




「…これね…お母さんからもらったの。…お母さん…渡すとき泣いてた」

「やっぱ心配してたんだ」

「…そうかな…きっとさみしいんだよ…お父さんは小さい時に死んだから…お母さん一人になる…」


ナルはそう言い、ポケットにしまった。 


「…俺なんか、家族…いないから」

「……どうして?」

「二人ともハート。…だから…俺生んですぐに組織に殺された……今のルカとミントみたいなカンジでラブラブだったんだな」


俺はルカとミントを見て、なんか懐かしくなった。 

「……つーか腹減った!!ミントとナル!飯作って!!」

「もう!?ルカとのラブラブ時間短くなるじゃん!」

「じゃあ、あたし一人で作るよ…迷惑かけたし」


「いいよ!!ナル大変になるし!!」



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