BLACKSTONES



ナルたちが飯を作っている間、俺はルカと話した。 

「なあ、ルカ……」
「ん?」
「お前…マジでミント好きなの…?」

「…何で」
「…そう見えないから」


ルカにそう言うと、ルカは笑った。 


「ちゃんと好きだから。安心しろよ。ナル奪ったりしねーよ」

「…はぁ!?ちょ、意味わかんねえ!何で俺が!」

「二人でいるから?」

「お前らが二人だから!」


ルカは俺を見て笑い、はいはいと頷いた。


「ルカが笑ったの、久々に見た!」

「お前の前では笑わないけど…ミントの前じゃ笑ってるから」


そしてまた真顔になった。


「ほんとかぁ?」

「ホント」




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