BLACKSTONES



ねえ、リタ。あたし…どうすればいいんだろう?

あたしはリタたちとずっと一緒にいたい。だけど

そんなの夢だよね……。



「ナル?」


リタが心配そうな目であたしを見ていた。

「あ、…なんだかうとうとしてきたから、寝るね?」

「あ、そっか!んじゃ俺も寝る〜」



わからないよ、ゾーン………。




「…これ…ミントが?」


あたしは朝寝坊してしまった。けど、朝食がなぜかずらりと並んでいる。


「ううん、リタとルカ!」

二人はえっへんと自信満々なような顔つきを見せていた。


「…二人のほうがシェフじゃない。」


あたしは少し対抗心がわいた。試しに食べると…それはかなりおいしくって…




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