BLACKSTONES



「俺は手加減などしない。まだ今なら、かえてもいいんだぞ?」


「…変えたりしないよ。」

ゾーンは切なそうな目をしてあたしに襲いかかる。あたしだって負けない。


みんなが………



待っているのに――――




「…所詮は半分…偽物だ」

ゾーンはそうつぶやき、ナルをアジトの前の空き家で寝かせた。





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