BLACKSTONES
「…どうして?」
「わからない。けど彼女は悩んでたんだろうね」
ミキはナルのショートの髪を触り、撫でた。
「よく頑張ったよ…」
ミキはリタの頭も撫でて、秘密部屋から出て行った。
「順調か?ゾーン」
「はい。うまくナルの偽りを落とし入れました。あとはリタのみ…リタとナル…この二人のどちらかが消えなくちゃいけませんから」
…………ナル。
しばらく夢の中で彷徨え…
そして夢の果てで
「お前」に会え。
そう…「リタ」に会え。
リタはお前なんだから…