BLACKSTONES




リタとルカは中に侵入すると、二つの道に迷う。

「仕方がない。二手に別れるか」

「ああ」


リタは右を、ルカは左の道を進む。まさかこの後、後悔するとも知らずに…。




右を進んだリタは、ある部屋に着いた。その部屋にはミントが眠っていた。


「ミント!!」


リタはミントに触れようと手をのばした。そのときミントの前にある少女が現れた。


「…誰?通せよ!」


リタは少女に怒鳴る。少女はくすっと笑い、リタを魔法で椅子に座らせた。



「ごめんね。リタ。今あなたにミントを見つけられちゃいけないの」


「…なんで…名前…」



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