BLACKSTONES
「あたしの名前はユリナ」
「ああ、ユリナ、どうしてミントや俺の名前を知ってるんだ?」
ユリナは苦笑いを浮かべた。
「それは言えない。あたしが魔女だから…それだけだと思って?」
「魔女…?」
ユリナは頷いた。
「あたしは…あなたとナルの「ユリナ!!」
ユリナはある男に口を塞がれた。
そう……ゾーンだった。
「てめぇ!ナルに手ぇ出した次はミントか!」
ゾーンはにっと笑い、リタに近づく。
「ほんとの目的はな、ミントでもナルでもないがな……リタ……いや、ナルは目的に近い人物だが」
「何が言いたいんだよ!?」
ゾーンはリタの胸ぐらをつかんだ。