BLACKSTONES
「おかえり!!ミント大丈夫なの?」
秘密基地ではナルが安心した顔を浮かべていた。
ルカは真実かわからない情報を知った自分に罪悪感が浮かぶ。
「リタも大丈夫?」
「あったりまえ!」
もしこの二人が
一人なら―――――…
いつかの本に書いてあった。「BLACKSTONE同士の人間が一人になる可能性がある」
ルカはそれを思いだし、ますます気を落とした。
「…耐えられない…消えるなんて」
ルカにとってリタは親友だった。なかなか心を開けないルカにとってリタは太陽のような親友だった。
ナルも大事なのには
変わらない
だけどルカが大事なのは リタだった。