BLACKSTONES
「ルーカっ!!」
「…あ、何?」
ルカかリタの顔が目の前にあるのに気付いた。
「もールカ、ミントがせっかくいるんだからさ!看病してやってくれな」
「…わかってるさ…」
今はミントのことより…リタとナルのほうが心配なんだ……。
「ユリナ、どうだった?リタは」
「…よく似てるね…リタのお父さんに…そして…ナルに…」
「…だろう?」
ゾーンは自分を見るリタの顔を思い出した。
「…あいつとナル…どっちが強いか…だな」
「…はい。」
ユリナは窓をみながら、静かに頷いた。