BLACKSTONES



そのときゾーンが現れて、ゾーンがナルの肩をつかんだ。 


「おまえらはハートじゃない。…偽人間だ」


ナルはそう言われ、いきなり視界がぼやけてきた。気がつくとゾーンの肩にもたれていた。



「…そろそろ、限界です」


ユリナがそう言い、ゾーンは頷き、ワープで眠るナルを連れて消えた。







「ナル!!」


リタはその部屋に入った。すると待ち受けていたユリナがにこっと笑った。



ユリナは魔法でリタを座らせ、話しだす。 



「こんにちは。」

「…こんにちは…?」


リタは首を傾げながら、答えた。


「ナルは今、苦しんでる。…今からほんとのこと、言うからね」

「…ああ…?」



< 55 / 67 >

この作品をシェア

pagetop