BLACKSTONES
そのときゾーンが現れて、ゾーンがナルの肩をつかんだ。
「おまえらはハートじゃない。…偽人間だ」
ナルはそう言われ、いきなり視界がぼやけてきた。気がつくとゾーンの肩にもたれていた。
「…そろそろ、限界です」
ユリナがそう言い、ゾーンは頷き、ワープで眠るナルを連れて消えた。
「ナル!!」
リタはその部屋に入った。すると待ち受けていたユリナがにこっと笑った。
ユリナは魔法でリタを座らせ、話しだす。
「こんにちは。」
「…こんにちは…?」
リタは首を傾げながら、答えた。
「ナルは今、苦しんでる。…今からほんとのこと、言うからね」
「…ああ…?」