BLACKSTONES



ユリナはきれいな瞳をしている…嘘はつかない。リタはそう思った。いや、思いたかった。


「ナルはあなたの半分なの……君は一度死んでて…BLACKSTONEで君とナルを作ったの…君の父親が…だからあたしたちの組織のナルは関係ないの」



―――――…は?


半分……………


ナルと俺が偽物の人間…――――



「……はは、俺は人間だっ……ナルも…「リタ…あなたかナル…どちらかは消えなくちゃならないの…」



どちらかが―――――?



「さっきナルが自分から消えに来たの…だけどあたしは止めた。リタに言ってからって。」


「…マジ…なのかよ…」





< 56 / 67 >

この作品をシェア

pagetop