BLACKSTONES
変化
ナルが目を覚ますと、ゾーンの顔が映った。ナルは起き上がり、リタ……。と呟いた。
「あいつには話した。」
「………!!リタは!?」「ユリナと一緒だから大丈夫だ。今は眠ってる…」
ナルはほっとした顔を見せ、ゾーンに「ありがとう」と言い部屋から出ようとした。
「おまえらに運命はないんだぞ?」
ゾーンはナルにそう言った。ナルは振り向いた。
「たとえ運命じゃなくても出会った事には意味があるよ」
ナルはそう言いゾーンを睨みつけた。
「お前がどんだけリタを愛しても、リタはお前、お前はリタだ」
「…関係ないよ」