空が泣いた日
私の存在を邪魔だと
思われる前にここを出て行きたい。
このままではみんなの優しさに
甘えてしまう──…
結局は自己防衛なのだろうか?
とりあえず、それが、
千晶紀の本音だった。
さて…
夜までにはまだまだ時間がある。
特別にすることもないし
寝ることにしようか…
さっきまで目は冴えていたのに
布団を被ると意外にも
すぐに睡魔は襲ってきて、
あっと言う間に千晶紀は眠りに落ちた。
.
メニュー