空が泣いた日
「土方さん…?」
沖田は小声で土方に話しかける。
「なんだ?」
「顔、赤いですよ。」
「な…っ!?」
土方は赤い顔を更に赤くし、
悪戯に笑う沖田を
キッと睨みつけた。
「? どうしたんですか?土方さん。」
「なんでもねぇよっ」
明らかに動揺している土方に
千晶紀は珍しそうに
その瞳を向けるが、
土方は相も変わらず口悪く
その視線を避けた。
沖田はおもしろそうに
口元に笑いを含み
千晶紀と土方を見ていた。
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