空が泣いた日
「ふふっ。千晶紀さん、たくさん食べてくださいね。」
「もちろん!このおむすびとってもおいしくて何個でも食べれそうです!」
現に千晶紀は土方が持ってきた
むすびの内、
すでに二つをぺろりとたいらげ、
三つ目のむすびも
食べ終わりそうな勢いだ。
むすびを食べている間、
千晶紀は土方と沖田から
様々な話を聞いた。
話を聞けば聞くほど
"もっと新撰組を知りたい"
という気持ちは
募っていくばかり──…
.