君を想う。
橋本は「受験がなぁ~・・」って何度も言いながら数分考えた。

私はずっと下を向いたまま。

断わられるよね?

私なんかムリだよね・・


「・・じゃぁさ・・」

橋本が話しだした。


「受験が終わったらもう1回俺のところ来てくれない?」

そう言った。

えっ?

本当に??

本当に・・?


「・・うん。分かった・・ごめんね。」


「ううん。じゃぁな。」

そう言って橋本は帰って行った。


橋本が帰った後真由は私のところに来てくれた。


「舞・・よく頑張ったね。偉いよ・・。」


「ふぇ~ん・・」

安心したのか私は泣いた。

真由も一緒に泣いてくれたね。



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