君を想う。
それからたかちゃんは私が泣きやむまで一緒にいてくれた。

なんにも言わずにただ黙ってくれていた。

ときどき頭を撫でてくれて・・・


嬉しかった。

私の気持ちわかってくれる人がいて・・



1時間くらい公園にいただろうか・・

きれいな夕日が見えた。


「たかちゃんありがとう。もう大丈夫。私橋本のこと忘れるよ。」


「忘れられるのか?」

忘れられないかもしれない。

忘れるって言ったのはただの強がりかもしれない。

だけど忘れるんだ・・


もっといい人見つけてみせる。


「帰るか?」

「うん!!」

公園でたかちゃんと別れて私はまっすぐ家に帰った。



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