君を想う。
「ありがとうな。こんな俺を好きになってくれて。」

「ううん。1年の時からずっと好きだったんだよ。」

「そっか。照れるな。」

橋本はそう言ってにこっと笑った。




その笑顔も

テニスしてるところも

全部全部・・

大好き。

いや、大好きだった。



「じゃぁ橋本バイバイ。」

「おう。高校行っても頑張れよ。」

「うん!!橋本もね。」

私はそう言って橋本に手を振った。

橋本も手を振ってくれた。

私は真由が待ってる所に歩き始めた。


ふと振り返った。

そのとき橋本が笑ってくれたんだ。





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