君を想う。
意気地なしの私・・



大嫌い。



「じゃぁ次!石田!読んでくれ!!」



「は~い・・」


こんな日に限って私が当てられる。

嫌いな古典を読んでいく。



・・・・橋本・・・


何をしていても考えてしまうのは橋本のこと。



戻りたいよ・・・


あの日々に・・


橋本と隣の席になれたあの日に戻りたい。


橋本と同じクラスだったあの日に戻りたい。



同じクラスだったときはあんなに話せてたのに・・



どうして違うクラスになったら話せなくなっちゃったの?





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