君を想う。
「なぁー・・石田って好きな奴とかいねーの?」


「・・・・?!」

飲んでいた牛乳を吹き出しそうになった。


だっていきなり雅ちゃんがそんなこと聞いてくるんだもん。


「なっなんで?!」


「そんなに驚くことか??いや、いるのかなって思って。」


う゛~・・・


こういうときって正直に言うべき?


「お前顔真っ赤だし!いるんだろ??」

正直に言おうか迷っている前に顔に出ちゃったみたい。


私って分かりやすい・・・




そのとき、給食時間終了時間を知らせるチャイムが鳴り響いた。


「さぁ~どうだろうね~?」

わざとそう言って私は急いで給食を片づけた。




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