俺様王子と秘密の時間
エロチックなフェロモン全開な千秋の呼吸は乱れていて、それにあたしは悩殺されてしまいそうだった。
『オレとの関係、どうすんの?』
その言葉が浮かぶ。
曖昧なフリをしてきた。
自分の気持ちに……。
でもそれをまだ認めたくナイだけで、認めてしまったらきっと……
例え、はーちゃんが千秋を好きだとしても……
あたし、止まらなくなる。
「椎菜が悪いんだぜ?オレをその気にさせるから」
ベットの上で座ったままの体勢で、あたし達は夏合宿のコンセプトとは外れたことをしている。
イケないことだと頭ではわかっていたのに。
「やあ…っ」
唇から首へキスを落とす千秋。