俺様王子と秘密の時間


クーラーのきいた部屋にいたせいか外に出るとムンムンとした暑さが襲ってくる。


駅前通りのカフェで待ち合わせ。

もちろん、はーちゃんとだ。



人混みを通り抜けて小さなカフェに入ると既にはーちゃんは到着しており、あたしを見つけるなり手をあげた。



「はーちゃん!」

「シイ遅いよー」


足を組んで座るはーちゃんは大人っぽい雰囲気を漂わせた。


すぐに注文した苺ミルクとアイスティーが運ばれてくる。

苺ミルクを飲むあたしにはーちゃんが口を開いた。

 

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