中学生、前線模様。
「ねぇ見て??アイツ…きもいんだけどッ♪」


あたしが怜奈に報告すると

怜奈は嬉しそうにキャッキャと跳ねた。



休み時間になって

授業になって

掃除になって。


いつも一人、いっつも笑われてる。


そんな状況になってらあたしはどうするかなぁ??

きっと…

反抗するんだろうなぁ(笑)


だって、

一人で地味に座ってるなんて

あり得なくない?


なんて、考えた。


「ねぇ~ッララ!見てキモくない??」

怜奈と二人でララに詰め寄る。


「えぇ~…?うちはあんまり嫌いじゃないけど…」


あーあ。

ララの馬鹿。




< 29 / 80 >

この作品をシェア

pagetop