中学生、前線模様。


怜奈も…

好きだったの…?


嘘、嘘…

激しく動揺した。

言葉も発せなくなった。


そんで

この一言で

あたしは『完璧』

な演技が終わってしまうことになる。




「桜も好きなんだよ、ねーッ♪」


あぁもう消えたい…-


「そうなの!?桜ァー」

皆がやがやし始めた。


「そ、そうなんだッ…アハハ…ハズ…」

「いやぁ桜!ライバルだね!アハハハッ(笑)」


そんな風に怜奈とは笑いあった。

けど今日はあたし、怜奈と帰れなかった。

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