そら-極道ですが何か!?-


皆で食事会をした後、奏真と慧斗はベランダにいた。
「綺麗な昊(そら)だな…」

「うん。すんごぃ綺麗だね。星がふってきそう…」

「そぉだな…」

「そぉだよ…」

「俺さ、慧斗の唄聞いて母さん思い出した。
優しい人でさ、もっかい逢いたいなぁって思った」

「うん。奏真のお母さん、空にいるょ」

「……だな」

「……あたし、奏真とならうまくいくと思う。
お互い大切な人を想って、護りたいものがある、互いの片腕になるには最高だと思うよ」

「……護りたいもんの為ならキスだってなんだってするさ。相手が嫌いな奴じゃなくて、親友ダカラ、慧斗ダカラ躊躇いなくできる」



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