そら-極道ですが何か!?-


「じゃあ、奏真は月だね。
皆を見守る強さ。優しい微笑み」

「ありがとう」

「……あ〜あ。せっかく自分が恋してることに気付いたのになぁ」

奏真は明るく言った。

「…あたしもだょ。隣にいるのは奏真がよかったのに…。ほんとに太陽と月みたい。決して手が届かない」

慧斗も明るく言った。

「まぁ、諦めないけど。
これからはじまる戦に生き残れたらもう一度一緒になろ?」

「当然、あたしは生き残るから問題ないけどね」

二人は笑いあった。

これからはじまる、組同士の戦いに思いを馳せながら…。



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