そら-極道ですが何か!?-
ざんばらになった髪が風に揺れる。
「そして…これから先、虎琳に何かおきた場合我々が力となり朋に闘いましょう…
決して我々からは裏切ることはないと龍葵の名に誓いましょう」
「……いいだろう。
我々も誓おう。貴方達龍葵組を朋と認め、私達虎琳組は龍葵組を裏切らない」
手をさしだしたのは悠真だった。互いの手を取り合いうなずきあった。
「…龍葵のものたち聞きなさい!
たった今私達は虎琳の朋となった!!
よって、動けるものは龍も虎も関係なく負傷者の救護にまわりなさい」
声を張り上げる慧斗に悠真も加わる。
「その通り…朋に手助けを!!
こんな不景気でチンケな世の中で組同士いがみ合ってる場合じゃねぇ。
助け合いの時代がきたんだ」
豪快に笑って見せる悠真だった。
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