そら-極道ですが何か!?-


「「ええっ!?」」

奏真と夕兎がハモる。

「姉妹!?」

「うん」

「まぢで!?」

「まぢで」

「なんで?どういうこと?」

質問が飛び交う。慧斗は澄まし顔をする。

「何でも。ずっと姉妹だよ。
…お母さんが事故で死んだ時自分のせいで死んだって早とちりして家でてったの。お姉ちゃんが。

で、虎龍戦があったから無理に呼び戻して今にいたる」

「ふーん。難しい事はィィや。ってことは、お前4人兄弟なわけだ」

奏真がまとめる。

「そうゆこと」

「…お前姉ちゃん見習ってもちっとおしとやかになったら?」

「はぁ!?お姉ちゃんのどこがなのさ!?
お兄ちゃんだって逆らえないのっいたっ」

芙月が笑顔で慧斗のわき腹を抓る。

「慧斗」

「ごめんなさぃ…」



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