そら-極道ですが何か!?-


暫くして、慧斗が泣き止むと

「…ありがと。私、いっぺん家帰ってくるね」

「おぅ。誰か、遅らせる」

「ありがと」

「おぅ。下行くか」

「うん」

二人は居間へ向かう。




居間に入ると、

「あっ、若、お嬢」

舎弟頭の和が声をかける。
「おぅ。ちょっとだれか人貸して」

「わかりました。誰にします?漣と洸あたりでいいっすか?」

「ああ」

「漣!!洸!!ちょっと」

和に呼ばれ隣の部屋からでてくる二人。

「お呼びで?」

漣が聞く。

「おぅ。ちょっと、慧斗と散歩してきて」

「…はい…?」

「お願いね」

四人は玄関へ向かう。



< 47 / 250 >

この作品をシェア

pagetop