そら-極道ですが何か!?-
暫くして、慧斗が泣き止むと
「…ありがと。私、いっぺん家帰ってくるね」
「おぅ。誰か、遅らせる」
「ありがと」
「おぅ。下行くか」
「うん」
二人は居間へ向かう。
居間に入ると、
「あっ、若、お嬢」
舎弟頭の和が声をかける。
「おぅ。ちょっとだれか人貸して」
「わかりました。誰にします?漣と洸あたりでいいっすか?」
「ああ」
「漣!!洸!!ちょっと」
和に呼ばれ隣の部屋からでてくる二人。
「お呼びで?」
漣が聞く。
「おぅ。ちょっと、慧斗と散歩してきて」
「…はい…?」
「お願いね」
四人は玄関へ向かう。
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