そら-極道ですが何か!?-


廊下歩いていくと、舎弟達が挨拶をする。
それを適当に受け、目的の、親父の待つ部屋に入る。
「おかえり。…おっかねぇ顔してんなぁ」

入ると親父こと、穣(みのる)が笑う。

「…ただいま。
撃った奴は?」

「春都が見張ってる。

それで?夕兎クンだったかな?大丈夫なの?」

「うん。安静にしてれば平気だって」

「そう…。

さて、どうする?どう動くかなぁ。

慧斗はどうするのがいいと思う?」

穣は慧斗に話をふる。
慧斗は苦虫を噛んだような顔をして答える。

「まずは、謝罪したほうがいいと思う。
んで、夕兎と奏真と悠真サンにボコられた後、親父にぶっ飛ばされればいいと思う」

「…そうだな。
今から、謝りに行くかぁ。
…お〜い、春眞〜!!」

春眞を呼ぶと、犯人を車に詰め込むように指示する。
「…親父。私も後で、あいつぶっ飛ばしてィィ?」

「…どうぞ」


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