そら-極道ですが何か!?-


慧斗が部屋に篭り、三時間。

舎弟頭の和が麦茶とアップルパイを持ち、部屋に行く。

「失礼します。お嬢お茶持ってきましたよ」

「どうぞ。入って〜」

中に入った和は唖然とした。
机には課題が積み重なり、テーブルにはパソコンが置かれ、素晴らしい状態。

「……どちらに置いて置きましょう?」

和は困った。

「…ちょっと待って、句切のいいとこまでやっちゃうから」

「…はい」



5分位待つと、慧斗が和の方を向いた。

「ありがとう。皆は?」

お盆を受け取り、ベッドに座る。

「…ボスは会合に。若は暑いと行って夕兎を連れて離れに行きました」

「…なるほど」

慧斗はもくもくと食べ、

「ごちそうさまでした。
ねぇ、11時半になったら教えて」

「畏まりました」


再び、課題に没頭する慧斗だった…。



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