そら-極道ですが何か!?-


−慧斗−


親父に呼ばれ、部屋にいくと、ソファにもたれ座っていた。

「…何?」

柱に背を預け口を開く。

「…ちょっとな。

…まぁ、こっちおいで」

親父に促され、向かい側に座る。お茶を用意させ、下がらせる。

「……さて、単刀直入に言おう。お前に仕事だ。

ちょっと行って、虎琳組の跡取り落としてこい」

「………はぁ!?」

「いや、だから。ちょっと行って」

「聞いたよっ!!なんで私が行かなきゃいけないの?」

「…向こうの息子がお前と同い年で、同じ学校だから」

…ふざけんな!こんの、クソじじぃ…


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