ぱちってますか?
そして翌日。
ナオが目覚めたのは昼過ぎである。


『しまった!寝過ぎた!って、今日から無職だった(笑)どうしょうか?今日からパチプロデビューとしては、今からじゃ遅いのかな?まっ見るだけでも行ってみますか!』


アパートを出て、一番近くのパチンコ屋に向かうナオ。
このパチンコ屋は規模としては中型店の部類であろうか?
客層は年配者が多く、営業形態は3円交換である。つまり1玉4円で貸し出し交換するときは3円になると言う訳である。スロットも併設してありこちらは5.5枚交換になる。


さて、店についたナオ。1人は初めてなので入口で躊躇している。


『なんか、入りにくいな~怒られないかな?あっ、おばぁちゃんが入って行く。よし、一緒に入ろう!』
老婆と共に入店するナオ。
一歩店内に入ると、様々な機械音と、出玉を煽る店員の店内放送の大音量!
圧倒されながらも、店内を見て回るナオだが、何を打ったらいいかわからない。もとより釘など読めるはずもなく…
仕方なく、一番お年寄りが多い島に座って見る。


海をモチーフにした台の島である。
とりあえず、空いている台に座って深呼吸すると、おもむろにハンドルを握る。その時…
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