俺様ワガママ主人×めいど


喉が痛い


服をギュと握る

「‥‥優しいなんて‥似合わない‥」



握っていた手を離して

バンっ!と奴の胸を押した。


「なっ‥」


「だいじょうぶだから、‥‥だからどっか行って」



鼻がつまる



言った瞬間、顔を作るのに必死だった。


なのに、





「俺にだって、優しさぐらいあんだよ」






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