俺様ワガママ主人×めいど


すると

「わっ!!」

急に腕を引かれ、鼻が当たりそうなぐらいの至近距離となかった。

なっ‥!

「ちょ」

「見てもないのに、とか言うぐらいなら」




「見せて、って言ったら
 ――お前は見せてくれるわけ?」

鎖骨らへんを指で突つき、ニヤっと笑った。

バカにした、それでいて意地悪な態度に
かあぁ、と全身の熱が集まってくるのを感じた。



「この‥‥」

全身が怒りに震えだし、拳に力がこもる。



「このヘンタイ―――っ!!!」


そして

バチーン!という派手な音が部屋中に響いた。



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