俺様ワガママ主人×めいど
想像もつかなかった。
あいつが‥あたしのために走りまわってる姿なんて
‥‥そっか。
あのタオル‥
『しかたねぇだろ、外かなり雨降ってたし』
あれって‥タオル肩掛けて、雨の中外捜してたからだったんだ
偶然、だと思ってた‥。
あそこにいたあたしを見つけたのはまたまたで、偶然だって‥
あの時ああして‥‥‥‥って、
「‥‥!!」
昨日のことを思いだして、急に顔が熱くなった。
忘れて、た‥、
そうだよあたし、あいつに抱きついて、で
「わあわあわああっ‥!!」
「み、美鈴ちゃん‥?!どうしましたの?
いきなり大きな声を‥」
「い、いえ‥!」
「でも‥」
「なんでも、なんでもないですっ!
全く全然なんでもないことですのよですからっ!!」
蘭子さんに言う言葉の裏腹、頭は今にもパンクしてしまいそうなぐらいパニック状態だった。
ヤバイってー!!
ギャーと叫ぶあたしの傍ら
「‥‥言葉、めちゃくちゃですわ」
知らぬとこで苦笑いの蘭子さんがいたのだった‥。