俺様ワガママ主人×めいど


「坊ちゃん――!!!!」

「なっ――!! なんだよっ?!」

「坊ちゃんは、手を出すのが早過ぎますっ!!」

「はぁ?!」

「彼女はまだこられて日も浅く慣れない環境で不安も多いでしょうに、昨日だってあんなに頑張って、それなのに‥‥‥それなのに坊ちゃんは――っ」

「ウザイっ!!」

「あガッ!!」


坊ちゃんの膝が、勢いよく腹にヒットした。



「ぼ、ぼっちゃ」

「わけわかんねーこと言ってんじゃねぇよ」

腹を押さえる私に坊ちゃんは、それ以上言ったら埋める、とそれはそれは恐い表情と声で言ってきた。


「‥‥はい」

次はないですね‥‥

私はそのまま口を固く閉じた。



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