俺様ワガママ主人×めいど

「―――てことなの。分かりました?」

「‥‥‥‥‥はい」


うんざり、だ。

満足そうな先輩メイドに対し、かなりぐったり状態のあたし


2時間もしゃべりやがった‥‥

話の内容は、心得2の自慢8といったとこ


ほとんど‥ってかほぼ自分の自慢じゃん!!!

これほど自分の立場を恨めしく思ったことはない‥

こんな立場じゃなかったら今頃、絶対、確実にキレてるとこだ

我慢だ‥自分



「――そろそろ時間ですね。じゃあまずは、坊ちゃんを起こしに行ってきてくださいな」

「‥‥は?」

時計を確認すると、先輩メイドは淡々とした口調で部屋の場所を説明する。


「まだ眠っておられると思いますから、失礼のないように」


え、ちょ‥?!


「あたしがですか?!」



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