俺様ワガママ主人×めいど


* * *

「ヤダ、離せバカっーー!!」

「いいだろ、朝ぐらい?好きなだけ触らせろ」

「ムリに決まってんだろ!!訴えぞこのヘンタイ!!」


サイアク、サイアクですっ!!

部屋に入った瞬間、腰は捕まれ抱きしめられてしまった。

なんで、人が来るの待ち構えてんだよ!
てか起きてんならさっさと朝食に下りてこいよ‥!!


サイアク、ホント最悪

なんで忘れてたんだ、こんな重要なこと。コイツの寝起きが


「キスしてやるよ」

サイアク中のサイアクだってこと!!


「絶対イヤっ!!」

なんで今日はこんな触り魔、ってかヘンタイなわけ!?
(いや、前の脱走の時みたいに不機嫌なのももちろん嫌だけど‥!)

先輩の言葉の意味が今なら理解できる、
てかなんでこんな大切なこと教えなかったんだよ。
あんな自慢話より何倍も重要なことだろうがっ!!

不満は爆発するばかりだった。


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