俺様ワガママ主人×めいど
◎奴からの逃亡!
窓から光が
外から鳥の声が
見上げた目線の先は、高い天井が。
うっすらと目を開けた。
朝だ。
そう分かっていても、体の怠さは抜けず起きる気にはなれなかった。
こんなに寝たの‥久しぶりかも‥
学校辞めてから、日中もバイトして深夜も続けてバイトだったし
睡眠時間なんて数えるほどだったなぁ
でも、バイト‥クビになっちゃっただろうなぁ‥
なんの連絡もしなかったし、完全な無断欠勤
店長、時間には厳しい人だし。
新しいバイト‥‥探さなきゃ
あーあ。せっかく仕事にも慣れたのになあ‥
小さくため息をつき
寝返りをうつと‥‥
「‥‥‥‥‥へっ?」
真横には長い睫毛をふせ、すやすやと眠るイケメンが一人。
朝一番。ドッキリですか‥‥?