俺様ワガママ主人×めいど
「――というわけでごさいます」
「‥‥はあ」
桐島さん?という人は、さっきと同じことを繰り返すと、笑顔で向けてきた。
逆に‥怖い
なんとなく‥絶対に怒らしてはいけないタイプだと思った
「美鈴様、長時間立っておられるのは辛いでしょう。どうぞ、そこにお座りください。」
そういって案内されたのは、綺麗に整えられたこれまた高そうなテーブル前。
少し躊躇いもありながら、ゆっくりと腰掛けた。
「さて、坊ちゃんからの伝言でごさいますが――」
「ん?」
「これを」
そう言って桐島さんはポケットから一枚の紙を取り出し、あたしに手渡した。