俺様ワガママ主人×めいど
「そんなヤキモキ焼かないでください。私は、意地っ張りで頑固でひねくれ者の坊ちゃんが大好きですよ」
「キモいこと言うんじゃねー!!!
つか、誰か意地っ張りで頑固でひねくれ者なんだよっ!!!」
「バカですね。
あなた以外に誰がいるんですか?」
ニコ
あーあ‥‥
「さっさと行けーーーー!!!!!」
またもやキレる奴に、桐島さんはまた笑顔で歩いていくのだった。
「ったく、あいつは」
そんなことをブツブツと言う奴
「ほら、行くぞ」
「え‥あ、うん」
奴は歩き出す。
ふと、後ろを振り返ると
あ‥
立ち止まり、外を見上げる桐島さんの姿があった
桐島さん‥?
「早くこい」
奴に急かされ、
「‥今行く」
疑問を残したまま、奴のもとに走った。
だから
「‥‥嫌な天気ですね」
そんな桐島さんの言葉は、聞こえるはずもなかったのだった。