【中】好きになりました、付き合ってください!!
「隙あり!!」


おわっ!!

くっそ…真里亜を一瞬視界に入れた瞬間、ボールを奪われてしまった。


「おい亮佑…さっきの子彼女?よそ見するなんて、余裕あんね〜」


彼女だけど!!余裕こいてたわけじゃない!!


「違いますって!!」


顔の温度が上がるのが分かった。

そんな俺の反応を見て、ニヤリと笑った先輩。


「おっしゃ!!亮佑弱ってるからチャンスだぞ〜!!」


おあ〜っ!!


「弱ってねぇっす!!すぐ取り返す!!」


半ば自棄になりながら、好調のシュートを決めた。


けどまた取られた。




真里亜がいるだけでこれだ…。


あー…汗うぜぇ!!


勢いよく跳んで、俺はボールをゴールにぶち込む。




ピーッ!!


試合終了。
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