【中】好きになりました、付き合ってください!!
「あわわわ……た、食べてみ…る?」


「え?」


「ああああ、いらない…よねっ」


「いるいる!!食いたいっ」


少し困った顔を見せながらも、小さな弁当箱を俺の前に移動させた。

んー…卵焼き!!

これが一番味がわかりそうだ。




パクッ



「どどどどうかな…?」


あっれ?


「……うまい」


「え?」


「うまい!!」


正直な所、真里亜は普通に塩と砂糖を間違えるような奴だと思ってて……

味にはそんな期待してなかった。


けど!!

これはうますぎるって!!


「ほんとに…?」


ホッとしたように笑う真里亜。


うわ〜…かわいいわ、コイツ。
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