【中】好きになりました、付き合ってください!!
「……待った?」


「う、ううん!!全然っ」


ダメだ〜、あたし不自然!!


「たたた食べよっか」


静かになるのを恐れて、亮佑くんが座った瞬間に声を出す。


麗奈、何で進路指導室なの〜!?

音がない!!




「真里亜の弁当うまそーだなっ」


当然、亮佑くんはいつも通り。


「そ、そう!?ふふ普通だよっ」


「俺の両親共働きで忙しくて、弁当なんか作ってもらえねぇよ?」


やっぱキスとか慣れてるのかな…?

なんて不安になるのも一瞬。


「ああああたしん家もだよっ」


今はそれどころじゃない!!


「ん?何が?」


「だだだからっ、あたしん家も親忙しくて…!!」


「え、じゃあこの弁当は?」


「あああたしが作ってる」


ちゃんと会話できてるよね!?


「え、まじで!?」


亮佑くんが驚いてる。

何で?

会話がうまく頭に入ってない。
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